一条工務店で選べる浄水器 ゼンケン、シーガルフォー、それとも蛇口一体型?どれにする?!

目次

浄水器とは

一般社団法人浄水器協会によると、

浄水器とは「水道水の中に含まれる残留塩素やトリハロメタン等の物質を除去または減少させる機器」をさしており、法律や規格基準によって定められています。

浄水器の目的をひと言でいえば、有効なろ材を組み合わせて、水道水をろ過し、「おいしくて、安心な水」をつくることといえるでしょう。

つまり、浄水器とは、水道水をろ過して、おいしくて安心な水を作ってくれる機械です。

浄水器を付けるメリット

1.水質の向上

先ほど「浄水器とは」でお伝えした通り、浄水器を付けることで、水道水に含まれる不純物や有害物質(塩素、重金属、細菌、農薬、塩類など)を除去することができます。これにより、より清潔で健康的な水を利用できるため、家族の健康を守る効果があります。

2.味やにおいの改善

塩素やほかの化学物質が水道水に含まれていることがあり、これらが水に独特の味や臭いをつけることがあります。浄水器はこれらの成分を取り除くため、飲み水や料理の味が改善されます。

3.経済的な利点

ペットボトル入りの水を購入する代わりに、浄水器を使えば長期的にはコストを削減することができます。特に家庭で大量の水を消費する場合、浄水器を設置する方が安価になることが多いです。

浄水器をつけるデメリット

1.初期費用

一条工務店での浄水器の種類(水素生成器は除く)は、ゼンケン、シーガルフォー、蛇口一体型浄水器(クローレ)の3種類です。蛇口一体型浄水器は比較的安価で、オプション価格は3,850円です。

しかし、ゼンケンでは本体費用 47,300円、シーガルフォーは本体費用 117,700円と採用するものによっては、高額なオプションとなります。

2.維持費とメンテナンス

浄水器のフィルターは定期的に交換する必要があります。

一条工務店お住まい検討シートによると、

ゼンケンのフィルター交換費用は12,300円(販売価格)、シーガルフォーは19,800円(販売価格)です。

フィルター交換のタイミングは、ご家庭の使用状況によって変わりますが、大体1年程度の交換が目安ということです。

フィルター交換を怠ると、浄水効果が低下するため、管理が必要です。また、長期的にはメンテナンス費用がかかることがあります。

浄水器 ゼンケンの「アクアホーム」

次に、一条工務店で選べる3種類の浄水器についてのご紹介です。

先ほどもお伝えした通り、一条工務店で選べる浄水器(還元水素水生成器は除く)は、ゼンケン、シーガルフォー、蛇口一体型の3種類から選べます。

株式会社ゼンケンとは、日本のメーカーで、浄水器に関して40年以上にわたり、累計販売台数約180万台の実績をもっています。(今までゼンケンと呼んでいましたが、ゼンケンとは会社の名前で、浄水器の種類はアクアホームというものになります。)種類豊富な浄水器を取り扱っており、国内におけるユーザー数も多く、安心して使える浄水器メーカーの一つです。

トリハロメタンや溶解性鉛なども除去する高い浄水能力をもち、高性能な6つのろ過層で、原水を徹底的に除去し、さらに自然のミネラル層(コーラルサンド)を通過することで、まろやかなおいしい水を作っています。また、JIS規格に定められた17項目に加え、独自に3項目の除去を行うことができます。

年に1回程度行う、カートリッジ(フィルター)の交換もワンタッチで行えるので簡単な仕様となっています。

現在(2025年2月の時点)一条工務店で採用すると、本体価格は税込47,300円、フィルター費用は12,300円でした。

浄水器 シーガルフォー ELITE

シーガルフォーELITEの浄水器は、アメリカのシーガルフォー(Seagull®)社によって製造された高性能の浄水システムで、家庭用水道水を非常に高い精度で浄化することができる浄水器です。世界63か国で愛用され、料理番組などでの採用も多く、ご家庭に確かな安全と安心をお届けしてます。

シーガルフォー浄水システムは、水の中の粒子や人体に有害な微生物(細菌・寄生虫・ウイルス) や化学物質を取り除くようにデザインされた独自の技術である特殊浄化媒体 ”ストラクチャード・マトリックス” を搭載しています。しかし、人体に有益なミネラルは取り除かないようにもデザインされています。

現在(2025年2月の時点)一条工務店で採用すると、本体価格は税込117,700円、フィルター費用は19,800円でした。

シーガルフォーに関して、公式サイトがとってもかっこよくて魅力的なので、ぜひ一度ご確認ください!

引用動画;シーガルフォー公式サイト

蛇口一体型浄水器 takagiの「みず工房 クローレ」

次に、蛇口一体型の浄水器についてもご紹介です。

まずはじめに、蛇口一体型浄水器とは、水道の蛇口に直接取り付けるタイプの浄水器です。このタイプの浄水器は、蛇口と浄水器が一体化しているため、別途浄水器を取り付けるスペースが不要で、シンプルでスッキリとしたデザインが特徴です。

株式会社タカギの「みず工房 クローレ」という商品は、蛇口一体型浄水器であり、取り付けが簡単で、フィルターを交換することで長期間の使用が可能です。浄水能力も高く、塩素や不純物をしっかり除去してくれる一方で、必要なミネラルは残し、水の味を改善することができます。

また、デザインもシンプルでスタイリッシュなので、キッチンに自然に馴染みます。

さらに、フィルター交換のタイミングを知らせてくれる機能もあり、使いやすさが高い商品です。

一条工務店でのオプション価格は 3,850円で、今まで紹介してきた2種類の浄水器と比べると、かなり安価なのも特徴です。

フィルター交換の目安については、以下の表をご参照ください。

推奨家族人数浄水使用量の目安浄水カートリッジ
交換サイクルの目安
5人以上20L/日2か月
3~4人13L/日3か月
1~2人~10L/日4か月
引用動画;タカギ公式サイト

浄水器とペットボトルの水を購入した時のコストを比較してみよう!

例えばゼンケンの浄水器を選んだ場合の具体的なコストを比較していきましょう。

浄水器の費用

浄水器本体の購入費用(一条工務店オプションの場合):ゼンケン47,300円

フィルター交換の費用約12,300円

年額費用

 1年目のみ 本体購入費用 47,300円+フィルター費用年間 約12,300円=59,600円

 2年目以降、フィルター費用年間 約12,300円

 (水道代に関しては1Lにつき1円も満たないため省略しています。)

ペットボトルの水の購入費用

ペットボトルの水を毎日1リットル購入する場合のコストを考えます。

1リットル100円のペットボトルの水を購入した場合:1年間(365日)の費用は100円×365日=36,500円

比較してみよう!

浄水器を使った場合の年間費用:1年目のみ約59,600円、2年目以降は約12,300円

ペットボトルの水(100円/1L)を購入した場合の年間費用:約36,500円

1年目はペットボトルで水を買う方が年間 約23,100円(浄水器59,600円-年間ペットボトル代36,500円)お得です!

ですが、2年目以降は、浄水器(ゼンケン)の利用の方が年間 約24,200円(ペットボトル代36500円-フィルター代12,300円)安く済みます!!

10年経った時のトータルコストは?

上記のような計算方法で、10年経った時のトータルコストを計算してみました!

10年間のトータルコストを計算すると、

ペットボトルの水では10年間で合計 約36万5,000円の費用が発生しますが、浄水器(ゼンケン)では合計 約17万300円でした!

つまり、ゼンケン浄水器を利用すると、ペットボトルの水を購入するのに比べ、

なんと10年間で約19万4,700円も安くなりました!!!

(ちなみに、シーガルフォーの場合は、10年間でペットボトルのお水より約4万9,300円のお得です!)

最終的に私たちが選んだ浄水器は?

最終的に私たちが選んだ浄水器は、

①年間のコストが安い、②フィルター交換頻度が低い、③国内メーカーで安心という理由から、

ゼンケンの「アクアホーム」浄水器を採用しました!!

今後は実際に住み始めての浄水器ゼンケン「アクアホーム」の使用感も更新していきたいと思います。お楽しみに!

おわりに

わたしたちは、予算やフィルターの交換頻度、国内メーカーなどの理由で、ゼンケン浄水器を選びましたが、そのほかの商品もどちらも魅力的で、迷いに迷った結果でした。

今回の記事で、あなたの浄水器選び、ひいてはあなたの後悔のない家づくりの参考になれば、幸いです。

ここまでご覧いただき、本当にありがとうございました!

ほややん

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