勾配天井、どれくらい高くなる?一条で採用する前に知っておきたかったこと|vol.07

勾配天井って、家づくりの中でもおしゃれ」「開放感」「映えるっていう三拍子そろった人気ポイント。
私もなんとなく「天井が高い=最高!」みたいなイメージで、深く考えずに採用しました。

……が!いざ打ち合わせが進むと、「うちって、勾配天井あまり高くできないんですね」と現実を知ることに。
しかも、憧れていた高窓も「構造的に無理です」ってバッサリ。

正直、もうちょっとしっかり考えておけばよかったな〜という気持ちもありますが、
「あまり高すぎても落ち着かないよね」と自分に言い聞かせて、今は納得しています。笑

この記事では、私が事前に知っておきたかった“高さの仕組み””どうすればもっと高くできたのか?”を、我が家の実体験をまじえてお伝えします!

この記事でわかること
  • 一条工務店における勾配天井の仕様と高さの決まり方
  • 勾配天井の高さを最大化するための設計ポイント
  • 我が家の採用例と費用、間取りにおける工夫
  • 勾配天井のメリット・デメリット、住む前の期待と懸念点
目次

勾配天井って何?どんな魅力がある?

まず、勾配天井って何?というところから少しだけ。

勾配天井とは、その名のとおり「傾斜のついた天井」のこと。
平らな天井とは違って、屋根の形に合わせて天井が斜めに上がっていくため、空間に高さと広がりが生まれます。

一条工務店では、リビングや玄関など、天井を高く見せたい空間によく採用されています。
(※間取りや構造によって採用できる場所・できない場所があります)

我が家でも、リビング部分に4×4マス(約4坪=8畳分)の勾配天井を取り入れました。
実際にはそこまで高さは出なかったのですが、やっぱり空間の“抜け感”があるのはうれしいポイント。

勾配天井の魅力をざっくりまとめると、こんな感じ👇

  • 部屋に開放感が生まれる
  • 視線が上に抜けて、広く感じる
  • 高窓などを設けると、自然光がたっぷり入って明るい空間に
  • 天井のクロスや梁などで、デザインのアクセントをつけられる

「吹き抜けは寒そうで心配…」「天井だけでも広さを感じたい」という人には、ちょうどいい“抜け感”演出として人気です✨

勾配天井の高さはこう決まる!

勾配天井って、なんとなく「天井が斜めになってて高く見える!」というイメージがありますが、
実はちゃんとしたルールや仕組みがあって、高さは自動的に決まっています。

一条工務店の場合、
ポイントになるのはこの3つ👇

✅ ① 標準の天井高

  • 通常は2.4mですが、オプションで2.6mにアップ可能(1階のみ)

※シリーズによって標準天井高が異なりますが、
グランスマートなどは2.4m → 2.6mへ、
グランセゾンなどは2.65m → 2.85mへと、
「+20cm」のオプションになります。

✅ ② 屋根の勾配角度(3.5寸勾配)

  • 一条の勾配天井は3.5寸(約19.3度)が標準で、緩やかな傾斜です。

✅ ③ 傾斜が伸びていく方向に何マス取れるか

  • 一条では1マス=約910mmで設計されています。
  • 勾配天井がかかる“傾斜の伸びる方向”に何マス分取れるかが、高さを左右する大きなポイント!
  • 目安として、1マスあたり約31.8cmずつ高さがアップしていきます最大9マスまで

それを視覚的にまとめたのがこちらの図です👇

勾配天井の高さは、1マス=約91cmで、1マスごとに約31.8cmアップ。最大9マスまで設計可能(片流れ屋根の場合)。

また、高窓(ハイサイドライト)を付けたい!」という場合は、
設置できるのが屋根の低い側から数えて7マス目までというルールもあります。

→ 私もYouTubeで見た高窓付きの勾配天井に憧れていたのですが、
実際は「構造上ムリ」と言われてしまい…憧れ撃沈しました(笑)
これは事前に知っておきたかった〜!!

📐 例:我が家の場合

  • 勾配天井は4×4マス(4坪・約8畳)分を採用しました。
  • 傾斜がかかる方向に 4マス分(約3.64m)取れたので、最高点は…
     → 2.4m(起点)+ 約31.8cm × 4マス
      = 約3.67m

ちなみに、一般的な天井高は2.4mなので、我が家の最高点はそれより約1.2m高いことになります。
つまり、小柄な大人ひとり分くらい上に天井がある感覚

天井の圧迫感は確かになくなるけど、「うわ~高い!」と圧倒されるほどではないかな、というイメージです。

もっと高さを出すにはどうすればよかった?

勾配天井って、採用すれば「勝手に高くなる」と思っていた私。
でも実は、設計段階でのちょっとした工夫があるかないかで、高さが大きく変わってくることを後から知りました。

特に私が「これ、知ってたらもっと高さ出せたのかも…」と思ったポイントはこの2つ👇

✅ 天井高をオプションで2.6mにしておく

一条工務店では、1階の居室に限り、天井高を2.4m → 2.6mにアップするオプションがあります。
この“起点となる高さ”が20cm上がるだけで、勾配天井の最高点もグッと高くなります。

💡注意ポイント!
このオプションはリビングや寝室などの“居室”のみが対象。
洗面所・トイレ・浴室・収納などは標準の2.4mのままなので、「家全体が高くなる」とは限らない点には注意が必要です。


✅ 傾斜が伸びる方向にできるだけ多くマス数を取る

勾配天井の高さは「傾斜がどこまで続くか」で決まります。
つまり、間取りで勾配がかかる方向にマス数(距離)を多く確保するほど、高さがしっかり出る設計にできます。(最大9マスまで)

我が家は4マス分(約3.64m)でしたが、もし5マス・6マス分あれば、さらに高くなっていたはず。
住んでいない今だからこそ言えるけど、もっと取りたかったかも…」というのが正直な感想です。


実際住んでどうだった?は今後追記予定!

この勾配天井の記事を書いている現在、実はまだ引き渡し前。
なので、「住んでみてどう感じるか?」というリアルなレビューは、これからのお楽しみです!

「本当に落ち着くのか?」
「夏は暑くなりすぎない?」「冬は寒くない?」
「音の響き方はどう?」など、気になるポイントはたくさんあります。

実際に暮らし始めてみたら、この章に正直レビューを追加していく予定なので、また覗きにきてもらえるとうれしいです☺️✨


勾配天井の費用とコスパ(採用したからこそ思うこと)

我が家で勾配天井にかかった費用は、
約34万円(税込)!!!

面積としては約4坪(8畳)分で、私たちにとってはかなりの金額感でした。


ちなみに、我が家がもし天井高オプション(起点となる天井高を2.4m→2.6mへ)を採用していた場合…

一条工務店では、坪あたり約2万円の追加費用がかかります。
我が家のように平屋30坪
だと、
天井を20cmアップさせるだけで約60万円のプラスに…!

勾配天井(約34万円)と合わせると、
トータル 約94万円 で開放感GETです(笑)
高さを取るか、コストを取るか…これもまた、家づくりの悩みどころですよね。


まとめ|勾配天井で後悔しないために

勾配天井は、見た目のインパクトも、住んでからの気持ちよさも期待できる魅力的なオプション。 でも、「高さ」は図面の時点でほぼ決まってしまうため、後からの変更は難しいのがリアルです。

  • 天井高のオプション(2.6m)
  • 勾配がかかる方向のマス数
  • 高窓が設置できるかどうか

このあたりを初期の打ち合わせ段階からしっかり確認しておくことが、後悔しないポイントだと思います!

我が家は、高さは控えめでしたが、それでも「勾配天井を取り入れてよかった」と思っています。

もしかしたら、あまり高すぎない方が落ち着くかも…? と、自分に言い聞かせながら完成を待ちわびたいと思います(笑)

ほややん


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